「今度連れてってやる。
…お前の見たい映画」

「え…っ?」


私、…蓮さんに映画、
誘われた…っ?


夢じゃないよね?


ぎゅ〜っ!


「っ、痛っ!」


頬をつねる私の手を
ぎゅっと掴んだ蓮さん。


その時、2人にしか
わからない空気みたいな
ものが流れた気がした。