俺たちも倉庫から出て
近くの公園へ。


とにかく体を休めたい。



「……ごめん」


翠は下を向いて呟いた。


「あ?喧嘩が弱くてか?」

「…どこかで気づいてた。
この仕事から離れないと
いけないことは。
離れたら俺に残る
のはなんだろうって。
今日、初めて怖いと
思った。
死ぬんじゃないかって
本気で思った」


今にも泣き出しそうな
顔をしている翠。