玄関に行くと





―ガラッ




真が帰って来た。


…って



「その顔の傷どうしたの!?」



真は、顔が傷だらけで服がボロボロになってた。



「別に…ちょっと転けたんですよ」




そんなわけないでしょ…。


「そんなの嘘だってバレバレだよ!とりあえず消毒しないと」


私は救急箱を取りに行こうとすると




―ガシッ



真に腕を捕まれた。



「大丈夫ですから…ってか竜也さんのとこ行くつもりだったんですか?」



真は、鋭い。



「…うん。話しなきゃいけないし…」




「今は、行かない方がいいですよ」




えっなんで…?