スーパーを出て竜也くんの家に戻ろうとした時






「一ノ瀬さん?」



と後ろから声がした。




私が振り向くと、そこには織田くんが居た。



「あっ織田くん」



「やっぱり一ノ瀬さんだったんだ」




織田くんは、私の隣にいる真を見てペコッと頭を下げた。




「織田くんも、買い物?」




「ううん。ちょっとこの辺に用があってね」




「そうなんだ」




織田くんは、さっきからチラッと真を見てる。



もしかして彼氏に思われてるとか…?







―ピロリロリン~♪





織田くんのケータイが鳴った。