「だから、私が真にした『貸し』が意味わかんない」




確かあの時は、竜也くんと真と私の3人で帰ってて、私が住宅街から真と2人で同じ方向に帰ると怪しまれるって焦ってた時だよね…?





「前に竜也さんと3人で帰ったとき、俺、お嬢をかばったつもりなんですけど?」




あぁ…やっぱり私の思った通りだったね。




「はいはい。そう言うことね」




ってか真、なんか楽しそうだな。



あっ竜也くんが

『真、寂しいんだと思うぜ』


って言ってたなぁ。



でも、今は楽しそうで良かったよ。