「あのね、夏恋ちゃん。あたし、整形とかしたほうがいい?」

 そういった瞬間、涙が出ちゃうくらいに笑う夏恋ちゃん。
 
 ……笑うだけ笑って、もう落ち着いたみたい。


「ふふ。ごめん、じょうこ。しょうこは可愛いよ。整形なんてしなくても十分、可愛いから大丈夫」

 可愛くは無いと思うけど、良かった~。

「でも、じゃあ、なんで面白いの?」

「しょうこが急に考え込んだと思えば、悲しそうな顔したり、驚いたような顔したり……コロコロ表情が変わるんだもん」

 な~んだ、そんなことかぁ。真面目に心配しちゃったじゃん。

「でも、それは夏恋ちゃんは意味不明なことをいっぱい言うから……」

「そんなこと言ったかな~?」

 そんな他愛もない会話をしてたらあっという間に学校に着いた。


 今日、美愛は学校を休んだ。