「あのさ、よかったら今日お昼一緒に食べてはいただけないでしょうか」

1時間目が終わった休み時間、まずは不知火くんに声をかけてみる。

「いいけど。なに、2人で?」

「そんな感じかな?」

「どしたの、急にー」

あいまいな答えにも笑顔で返してくれる。いい人だ。
そんないい人な不知火くんとなら、同じくいい人な出雲さんはお似合いかもしれない。

窓の外に見える大きな2つのハートを見ながらそんな事を考える。

でもそれはアレだ……微妙な気持ちになる。


よし、ともかく次は出雲さんだ!