☆☆☆☆☆
――空に、月が昇った。
少しだけ赤みを帯びた、
蜂蜜色の大きな月。
形は真ん丸。
……思わず見とれちゃう
くらい、キレイな満月。
「刻限だな。行くぞ」
そう言ってあたしを促す
銀の瞳は、漆黒。
髪も短い黒髪に戻ってる。
あたしの知る、普段の姿。
銀髪の“銀”が引っ込むと
同時に元に戻った彼だった
けど――
ひとつだけ、今までと違う
ことがあった。
_
――空に、月が昇った。
少しだけ赤みを帯びた、
蜂蜜色の大きな月。
形は真ん丸。
……思わず見とれちゃう
くらい、キレイな満月。
「刻限だな。行くぞ」
そう言ってあたしを促す
銀の瞳は、漆黒。
髪も短い黒髪に戻ってる。
あたしの知る、普段の姿。
銀髪の“銀”が引っ込むと
同時に元に戻った彼だった
けど――
ひとつだけ、今までと違う
ことがあった。
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