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夜が明けて、朝が来た。



いよいよ今夜が満月。



今夜日が沈み空に月が
浮かんだら、あたしは
銀達と共に霊狼の里に行く。



「オレの力で次元を繋げ、
一気に里に飛ぶ。

その道は他の種族は通れない。

だから道を開く直前までが
勝負だ」



ワープみたいなものなのかな?



ピンとは来ないけど、
それ自体に不安はなかった。



銀が一緒なら大丈夫。

――そう、信じられたから。


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