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気がつくと、満月の夜は
明後日に迫ってた。



氷龍にお風呂場で襲われた
夜以来、銀はあたしに
ベッタリになっちゃってる。



『もうあんな失敗は
できないからな。

氷龍は水の里に住む龍だ。
水属性の低級な妖族を使い
魔として使役できるらしい。

それがわかれば、今まで
以上に気をつけないといけない』



そう説明した理由はわから
ないでもないけど、通学時
なんかも姿を現したまま
隣を歩くようになって、
ちょっとやりづらかった。


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