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「貴様―――…。

よくも、オレの姫を―――」



銀色の瞳を光らせて、
《彼》は言った。



「その罪の重さ――お前の
身にわからせてやろう。

これ以上オレの姫に触れる
ことは、許さん――!」



長い長い、艶やかな銀髪を
たなびかせて。



ゴウゴウと地響きみたいな
音がするなかで、《彼》は
まっすぐに目の前の敵を
にらみつけてる。



(うそぉ……。

こ、これがホントに、
銀(シロガネ)―――?)


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