「あの、辰くん!!!」



美亜が、俺の顔を見るために

俺との距離を離した。






「え・・・・。」



「あ~。
見られちゃった。」


「えっと、辰くん?」


「ん、なに?」



見られたくないな、こんな顔。


しかも、好きな子には。









「どうして、泣いてるの?」





「たぶん、美亜と一緒、かな?」




「え、それって・・・・?」