―――3日後

相棒と共に『G』本部に来た。相棒の知り合いである管理部である『大川』を紹介してもらい、『Infinite Information』について話を聞いた。


「―――で、その隠密部隊の方が『Infinite Information』で解析した経緯と結果を教えろと」


大川は煙草を吸いながら、話した。


「ああ」


俺は大川に『Infinite Information』のニュースが気になったために情報が聞きたいと話した。

任務に携わったことは極秘のために話さなかった。


「うーん………」


大川は煙草を吸いながら、考えている。


「まぁ、話してもいいかな」

「ありがとう」

俺はお礼の言葉を言った。


「数年前に仕事で『Infinite Information』の解析の仕事が来たんだ。
これが厄介な仕事でね。プログラムの構成が滅茶苦茶なんだ。
それにソフト内にもウィルスがあって解析は困難だ。
でも、最近ソフトの一部だけ解析し終えた」


大川は煙草を吸った。


「その一部とは………」

「動画だ」


煙草の煙を吐きながら答えた。


「プログラムは解析できてないが、触ってもウィルスが発生しない部分を見つけた」

「それがアンタか」

「そうだ。
管理部はプログラムの解析をしていたが、私は違う。
ソフトを全体的に見ながら調査をした。
だから、何百万ものプログラムの中から、動画データを見つけた」

「その動画データを見ることは………」


吸い終わった煙草を灰皿に入れた後に、答えた。


「議長が持っている。
でも、動画に関しては議長の許可がないと見ることが許されない」

「見た感想もか」

「感想もだ」


大川の話は本当のようだ。

管理部の仕事は情報を集め、『G』の仲間に情報を渡すのが仕事だ。

だが、今回は情報に規制を立てている。

俺は大川と別れた後、相棒は用済みだったので別れた。

その後、議長に会いに行った。