「違うよお母さん。ただ時計の電池換えてて椅子から落ちて助けてもらったの」


だってそれは本当の事だし。

さすがのお母さんも
わかってくれるはず。


でもお母さんは
「はぁ!?そんなの言い訳でしょ!!あんたどんな根性してるのよ!そんな娘なんか私の子じゃない」



この言葉で今まで我慢していたのが爆発した。

「どんな根性!?それはお母さんの方でしょ!!普通親子がそんなことしないでしょ!ありえない」

言い出したら止まらなくなってきた。


「お母さんなんか大っ嫌い!そんなにあたしがいらないんだったら自分からいなくなるからいーよ。ばいばい!!」





「違っ!結花!」





あたしはおもいっきり
家を飛び出しダッシュした。