「もう大丈夫ですよ?離して下さい」


「嫌だよ。ごめんね今まで。可愛がってあげれなくて。本当にごめん」



突然抱きしめたままお父さんが謝ってきた。





本当だよ...
毎日苦しかったんだよ?
家では誰にも話せなくて


毎日毎日ひとりぼっちで。
邪魔にならないように気を遣って。
辛かったんだよ?



私はお父さんの胸にそっと顔をつけた。




その時...
「何やってんの!?」


お母さんが帰ってきていてリビングのドアのところに立っていた。


「ねぇ。結花。あんた何してんの?お父さんとヤりたくてこんなことしてるの!?答えなさいよ!!!!!」



お母さんが私の肩をつかみ怒鳴った。