それ以来お母さんは私に冷たくなった。


「ねぇ、私達今日、旅行に行くの。だから家で留守番しててね」

「え?私は?連れて行ってくれないの?」


お母さんは怒った顔をして私をキっと睨んだ。

「また私の幸せな時間を邪魔する気?二人で行きたいの。あんたがいたら彼とヤれないから」



「...わかった。留守番してる」



ひどいよお母さん。
私よりも男を優先するなんて...


私はいらないのかなぁ?
無意味な存在なのかな?




早く大人になって家を出てきたい。