「びっくりしただろ。茶髪のピアスが話しかけてきて」 「いや‥大丈夫だ。俺の方が目立ってる」 「目立つ‥確かにな。じゃあ俺行くわ」 幸村が立ち上がる 「学校でまた会おうぜ。すぐ見つかると思うぜ。俺、目立つから」 「自分で言うかよ」 俺たちは笑った この街にきて 初めて笑ったような気がする