「おはよう、幸村」


「よお、風斗」


幸村は笑う



「あれ‥?」


風斗は自分の机に鞄を置くと、隣に違和感を感じた



風斗の席は窓側から二番目の一番後ろ



俺の隣は空席のはずなのに
机が置かれてる



「また、転校生が来るらしいぜ〜」




「そうなのか」








もともとこのクラスは
やめた人が多くて人が少ない




「転校生‥‥か」



俺と同じで、珍しい時期に転校してくるのか



少しだけ気になっていた