紗雪はびっくりして、目を見開いた。 そして、瞬きを何回も繰り返している。 「明日から、紗雪はあたしの中に入って? だから、今日一日で後悔を失くして? もうあたしに取り込まれちゃうから。 夢の中で会話ができるけど。」 梓紗の心遣いがとても嬉しかったのか、 涙を目にため、 「ありがとう」 その言葉を幾度も繰り返していた。 そして、梓紗の中に紗雪が入った。