そいえば聞きたいことがあったんだ!




突然思い出した。





「どうしたんですか?」




桜美、桜雪色の石知らない?



その石でここに来たんだけど・・・


あたし、それ持ってないとなんか帰れないような気がして・・・




「あぁ、それでしたらこの木の幹にありますよ!」




えっ!?本当!?



えぇ、とにっこりと言った。




よかった、ととてもほっとした。




「もうそろそろ、戻った方がいいですよ」




うん。またね?桜美・・・




「またです。梓紗!」






その後、視界がまばゆい光に遮られ、目をつぶっていた。