[勇人SAIDE]


「と言う訳で、親父、母さん。オレは美優と付き合う」


美優を連れて家に帰り、キッパリとそう言った。

「分かった。もう、何も言わないから、お前が好きな女の子と一緒にいろ」


さすが、母さんを溺愛している親父は、理解が早い。


「ただね勇人。ちゃんと美優ちゃんを守らないとダメよ」


「分かってるよ母さん。親父以上に女を守れる男になる」


そう言うと、母さんは苦笑いをした。