「ねぇ?珠…僕たちこれからもずっと二人だけだよな?」
「もちろん…僕たちはずっと二人なんだ」


(珠がいればいい)
(琳がいればいい)


高校に入った
僕たちは黒禀高校(クロリンコウコウ)にかよう。
ここはお金持ちの世界だ。
「あぁ~…高校なんてつまんねぇよ…」
「琳…しかたないよ。」
「高校なんて楽しくもない」
「……そうだけど」
向こうからうるさい声が聞こえる。
「きゃー!北条様ー!!///」女子生徒がさけんでいる
「こっちを向いてください!///」

「騒がしいね…」
「うるせーなぁ…」
前から何が走ってくる。

「「…………?!」」

「よくぞきてくれた!ドッペルゲンガーズよ!我が黒禀高校へ!」哲が飛びついてきた。
「「…………」」
僕たちはこいつが苦手だ。
どんなに嫌がらせをしても必ず絡んでくる。
「なんだよーシカトかい?あっ!そうかー俺に抱きつかれて嬉し過ぎて声も出なかったのかぁ!!ならしかたないなぁ」
「「…………」」
僕たちは完全なシカトをして歩いていく。
「つれないなぁーちょっと位話をしてはどうだ?」
この言葉を何回聞いたことか…僕たちは必ずこう言う。
「「うざいから…僕たちに関わらないでくれる??」」
「なっ?!お、俺は王子だぞ!!おい!こら!無視するなぁーーー!!」
僕たちはあほ王子(哲)を無視して教室へ行く。