「男子校なんて、やってらんねぇ」
俺は、儀芳 裕也。
バリバリの男子校通いな、高校生。
只今、隣の女子高の生徒に片思い中。
「なぁ、裕也。今日合コン行かね?人手たんねぇの。頼むよ」
合コンね。
前は、バリバリ行ってたけど。
今は、一途に想ってるヒトがいるからな。
「行かね。俺、今そーゆーキブンぢゃねぇの」
「茉莉ちゃんも来るんだけどなぁ?ま、行かねなら他のヤツ誘うけど?」
その名前を聞いた瞬間、心臓がドクンと跳ねた。
俺の好きなヒト・・・
芟花 茉莉ちゃん。
「しゃーねぇ、行ッたるよ。今回だけだかんな!」
「ゴチです」
くっそ。
勇飛の野郎!
ヒトの気持ちをもてあそびやがって。
ぁー!
でも、茉莉ちゃんに遭える!
悔しいが感謝。
俺が、茉莉ちゃんを好きになった理由。
それは・・・・・・・・・