「真碧、大好きだよ。あたし、真碧がいればなんにもいらない…」


梨碧が『好きだ』って言ってくれる。
とびきりの笑顔をくれる―――


俺は梨碧を抱き寄せる。

――同じシャンプーの匂いがする。



俺が微笑むと、梨碧はまた笑顔をくれる。


なんて
幸せなんだろう………





――涙がこぼれ落ちた