「今日こそ我が吹奏楽部へ!」

少し口調が強い
それは


毎回吹部に誘っているのに
未だに考え中というあたしに対して
怒っているのか?

少し肩をしぼめて
目線を空からずらさずに応答した

「別に・・・部活に入る気はないから・・・・なんか、そういうのあたしに合わないし」

「そんな風に言ってたらろくな高校生活にならないよ!」

心配してくれる美風は優しい
こんなにも断っているのに・・・

なんていい人なんだ
君は!

「帰宅部でいいんだって」

「帰宅部なんてダメ~!せっかく高校に入ったんだし、やっぱ『青春』を満喫しなきゃ  ね!」