「どうしたの?」
言葉を失った俺を不思議に思ったのか、先に口を開いたのは、彼女の方だった。
慌ててドライヤーを渡し、俺も風呂に入る、とごまかした。
冷静になれ、冷静に。
風呂の中で必死に、自分に言い聞かせた。
相手は、5つも年下だ。
しかも、未成年だ。
そんな相手に動揺するなんて、どうかしている。
きっと、俺のなけなしの理性の壁なんて、この時すでにガラガラと崩壊していたんだと思う。
だってそれくらい、レイという女は、極上のイイ女なんだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…