「とにかく。あの病院に行って、受付で僕の名前を言ってくれたらいいから」 「……それで、レイに会えるのか?」 「話はつけておいたから。レイの入院してる病室まで案内してくれるはずだよ」 「……ありがとう」 聞こえるか聞こえないかわからないくらいの小さな声で言った。