「広也流ドライブ!!」

「似てるー!!回転も
近い感じ!」


休憩してる時に高添と
たくさんの思い出を
話した。


「懐かしいな…もう
ホントに元には戻れないけど…」


広也も居て、卓球部だから。

切なそうに高添はボールを弄る。


俺は高添、と呼んだ。


「なに……んッ、」

高添が俺の方を向いた時、半ば強引に唇を
押し付けた。


「切ない顔すんな
元には戻れないけど、
広也は俺らの?」

「……中で生き続ける」

「よし。やるぞー…っと」

立ち上がった瞬間、高添が後ろから抱き着いた。