高添は1番前。
俺は1番後ろ。

間に三人。


「失礼します」


面接が始まった。


高添もさすが。スラスラと敬語を綺麗に
使いこなし、完璧に答えていた。

俺も負けじとしっかり
ハキハキ言うようにした。


「では、面接は終了です。静かに速やかに自宅へ帰りなさい」



(よっし...終わったー)


俺はさっさと帰った。

(そういや高添は俺に
気付いて…るよな
後でメールしよっ)



手応えを感じながら俺は家路に着いた。