そして、当日の朝。
すげー晴れてる。


「和人、絶対受かるのよ
??未紀ちゃんがたくさん教えてくれたんだし!」

母さんが弁当を
渡しながら言う。

「わーってるよ
…サンキューな、私立を第一志望に許してくれてさ」


私立にはたくさんお金が掛かるから最初は反対
されてた。

でも、しっかりあの理由を話したら、許してくれた。


これで、高添のことも
支えられるしな。


「ふふっやけに素直ね
じゃあ行ってらっしゃい」


「おぅ、行ってくる」