冬休みは高添とたくさん勉強し、冬休み後も一緒に勉強していた。


そして、とうとう明日に入試は迫っていた。


願書提出のとき、
なんとか高添に会わずに行けたし、明日も上手くかわさねーと...。


「さっ、そろそろ帰ろうか」

図書館の閉館時間も迫り、司書の人が戸締まりをしていた。



「明日品濃は滑り止め?」

「秘密」

「それくらい良いじゃん!」

「いやー秘密主義なんで」


「ケチ」

高添が拗ねた顔で言う。


「可愛い顔すんなよ」

「なっ…///」

「真っ赤ー」

「るさいッ!!!」


高添は俺に蹴りを入れ、走って行った。