「お、結果発表どうだった!?」

元気で明るい声が聞こえるけど私はその声に少しビクッとしてしまう。

・・・モンキチだ・・・

「二人とも上位でした。」

岸谷先輩はニッコリ笑いながらそう言うと、モンキチは満足そうに笑いながら、

「そうか、そうか!」

それだけ言って満足そうに去って行った・・・

「・・・ふぉ~・・・びくったぁ~」

中村先輩はそう言って胸をなでおろしながら苦笑いしてる。

「ハハッ噂をすればホンマに出てくるもんやなぁ~」

緊張感の欠片もなく岸谷先輩は笑ってる。

そんな岸谷先輩を碓井先輩は呆れ顔で見てて、

「あぁ、そうだ西野サン。明日の準備は出来てる?」

その視線を避けるように岸谷先輩は私の方に顔を向ける。

「あ・・・まだです。」

そう言えばまだ全然用意出来てないや。

「え~!まだ準備できてないの?俺なんか1週間前から用意出来てるのに!」

「お前は早すぎ。」

軽くコントみたいな事が行われてる・・・

「じゃあ、今日は早く帰んないといけないね。」

進藤君はコントを無視しながら私の顔を覗き込む。

「うんっ、って・・・今日、部活ないの?」

「ん。今日はよく寝るのが部活だって顧問が言ってた。」

「そうなんだ・・・」

そんな話をしながら私達は玄関までつくと、

「今日、みんな暇なの?」

中村先輩がそう言うと岸谷先輩が即行に、