そう言って私の背中をぐいぐい押してるのは碓井先輩で・・・

碓井先輩なりに、気を使ってくれてるんだろうな・・・

そう思うと少し元気になれた気がした。

「先輩たち授業は？」

進藤君がそう質問すると、

「今日は、２年も４時間。」

岸谷先輩はそう返事をすると手に持っていたチュッパチャップスを口に含む。

「真奈ちゃんは何食べる～？」

中村先輩はニコニコしながら私の顔を覗き込む。

「ん～・・・」

この高校の食堂はすっごい豊富に揃ってていつも食堂に来ると迷っちゃうけど、迷った時には、

「日替わりランチっ！」

ここの日替わりランチはとっても安いから！

「俺、カレー食べよっ！」

中村先輩はそう言って食券の販売機にかけて行く。

「碓井先輩は何食べます？」

「ん、Ｂランチ。」

私がそう質問すると碓井先輩は一言そう言うと販売機にお金を入れていく。

「岸谷先輩は？」

「俺、いらない。」

岸谷先輩はチュッパチャップスの棒を上下に振りながらそう言う。

「えっ！？食べないんですか！？？」