「正樹・・・・か。」


私は誰もいなくなった公園で呟く。


正樹はどんな人なんだろ?


暗い公園では顔も見れなかったし、


話し込んだわけでもなかった。


「ま、いっか。明日になったら分かるんだし。」


そう呟いて、ココアが冷えていることに気がついた。


冬の夜は寒い。


「そろそろ私も帰ろ!!!」


私は冷えた体を抱えて家に帰った。