すると、クラスでリーダー的なかん奈が私より先に


手を上げてしまった。


多数決を取れば私が負けてしまうだろう・・・


私は実行委員になるのを諦めた。


「それでは実行委員はこの二人で決定です。」


教室内は拍手で包まれた。


でも私は少し悲しくて、心から拍手をすることが出来なかった。