皆がまたいっせいにそっちを向く。


「おい!!!遅いぞ。一日目から遅刻か?」


先生が言う。


「すんません。チャリが昨日壊れたんです~」


その声は”正樹”の声だった。


「正樹・・・?」


私は呟いた。


先生が言う。


「松田、自己紹介しなさい。」


正樹が言う。


「松田 正樹です。大阪からきました~。仲良くしてな!!!」