花岡センセーはようやく
カルテから目を離してワタシと目をあわす





色素が薄い瞳と目が合う






「自分じゃ分からないのが
 この病気の1つの症状とも言える」





「自覚がないから身―「そう、」





ワタシの言葉を遮って
花岡センセーはまた続ける




「身体が1番分かってるのよ」







納得いかない、よ