絢也くん…… 絢也くん…… あ〜めんどくせぇ。 「ねぇ。お弁当作ってきたの!食べてっ☆」 女は嫌いだが弁当は好きだったので 「ありがとう。」 と言ってもらった。 これが始まりだ。 次の日から弁当をくれる女子が増えた。 待てよ? 女って上手く使えば結構使えるんじゃねぇか? 「美味かった。ありがとう。」 そういうだけで、女は頬を赤らめ、友達に報告に走る。 なんだ。 女って楽じゃん。 そう思った。