葬式等はあっというまに終わってしまった。




クラスでは、俺に同情してくるヤツが増えた。


それでも女はぱっと寄ってきて、


「絢也くん、大丈夫?」


絢也くん――

絢也くん――



正直いらついた。


美帆の友達でもないヤツが、俺に寄ってくる。




事故ずっとみてなかった携帯を開く。



着信が一つ。


美帆からだ…………――!!


女は俺の携帯を覗くなり目を見開きびっくりしている。


《ピー。》


『じゅ……ん…や…

助けて……

絢也ぁ……


だ……すき…だ………たよ――――――


ガサガサッ――――』