「そっ、この黒髪~!!」

…あれ…??
一瞬めまいした…??

「はっ??俺??」

「そやっ!!
人巻き込むようなな~、コントなんぞ、コントやな、い、――…」

言い終えたか、言い終えんかでぐるりんと視界が回った

あーれー――…

――バタンッ

そして、うちは気を失った…




――…

ん??

目が覚めたら、ベッドの中

あれ??
うちさっき、黒髪の男に何や詰め寄ってたくない…??

何でベッドん中…??

「おぉ、気づいたか」

そう言って、夏璢がベッド端に座る