「う~ん,でもまあ
なんとなくわかるな。
その気持ち」


「でしょ!?
フラれたら
気まずくて
しょうがないよ…」


フラれたら…って
思うだけで
今のままでは
いられなくなってしまうのが
怖かった。


「はぁ…。でも,
優美がそれで
満足してるならいっか。
……絶対に
脈ありだと思うけどな…」


早苗が最後らヘんに
言っていた言葉が
聞き取れなかった。


「へ??」


「な~んでもない!
さ,帰る準備しよ!」


早苗はそう言って,
あたし達は席に戻った。


早苗と遠いな…。
出席番号は上下のものの
席順はバラバラだった。


「さ,帰ろ!」


早苗,準備はや!