「あ!佐藤くん,
文化委員よろしくね!!」


あたしは,
佐藤くんと
同じ文化委員に
なったということを
思い出した。


文化委員は,
簡単に言えば
文化祭の
リーダーみたいなもん。


「おう!
楽しい文化祭に
しような!」


「ふふっ!」


佐藤くんって,
こうゆうタイプだったの?
もっと,ダルい~とか
言いそうな人だと
思ってた。



「え?おかしい?」



「うん。ギャップだよね。
……………って,何?」


佐藤くんが
あたしの顔を
じっと見ていた。


「いやー,優美ちゃん
笑った顔
可愛いなと思って」



「へ!!!!?!
なななな何
言ってんの!!!?」


思いもよらない言葉に
びっくりしてしまった。

なんで,そんな
恥ずかしいセリフを
さらっと言えるの…。