「優美ちゃん
キョドりすぎ!
俺,佐藤ゆうすけ。
よろしく~」


佐藤ゆうすけ?

てか,この人あたしのこと
初対面で優美ちゃん
って言った?



男の子に下の名前で
呼ばれるのは
美月先輩ぐらい
だったので
なんだか
違和感があった。



「あ。はい。
てゆーか…佐藤…くんの
教室間違ってますよ」



ここは,クラス替えが
ないから
こんな男の子が
クラスにいたら
知ってるはず…。



「え?あー,知らない?
クラスのテストの
平均をバランスよく
するために何人かは
違うクラスにされてんの。
だから,優美ちゃん
よろしくね」



ほえー。
そうだったのか。



じゃなくてえええ!!