家に帰ると
あたしは,
始業式だったこともあり
疲れてそのまま
ベッドで寝てしまった。




そして,夢を見た。


あたしと先輩がいた夢。


「美月先輩,大好きです」



「…ごめん。
お前をそうゆう風に見れない」



……………はっ!

なんだ…夢か…。


あたしは,
その夢が
リアルすぎて少し
怖くなった。
眠る前は明るかった外が
もう真っ暗になっていた。



「優美~?起きてる?」

おかんが呼んでいる。

「なにー?」

「これ,美月くんの所に
持って行ってくれない?」

おかんは,
あたしに鍋を渡した。
この匂いは多分,
カレーかな?

美月先輩の両親は
外国へ仕事しているため
美月先輩は一人暮らしだ。
だから,
隣に住んでるあたしが
たまにこうやって
持って行ったりしている。


「はぁ~い」