な、な、な、!!!??

何処まで私を馬鹿にしているんだ!?



『ここにいるじゃん!!ここに!!』


くそー!!
空のやつ、いつか見返してやるんだから!



「お前の何処が乙女なの?」


空は真面目にお腹を抱えて笑っている。
空君??
もうちょっと気をつかってもいいのでは??

『あのねぇ、空?』

ガツンと言ってやるんだから!!
バンっと机を叩いて立ち上がった。
すると、隣から、

「はいはーい!!そこまで。」

唯が間に入ってきた。
唯は、はぃはぃ。落ち着いてぇ〜と言っている。

私と空が喧嘩した時は、いつも唯がとめに入っていた。


『唯〜!!』


唯の腕に抱き着き、キッと空を睨む。
へへん♪
私には唯という味方がいるんだよ〜♪
そんな私を見て、唯が冷めた目をした。


「ったく。。あんた達、喧嘩しすぎ!!」


うっっ
味方だったはずの唯様がぁ……


『だって、空がー!!』


私は空を指さす。
すると空は俺!?
とか言っている。
いやいや、
どー考えても、空が悪いでしょ!
べーとしている私を見て空が、なっ!お前なぁ!!と私に向かってきた。


「はいはい。もう分かったから。」


唯が呆れた顔をしてため息をはいた。
ていうか、入学してから毎日のように喧嘩しているから、定番になっていた。


周りの友達も、またやってるよ。
と笑いながら見てくる。


まぁ
なんだかんだ言って、空とは仲いいんだけどね。