「私、何か・・・役に立てること無い?」

 「え?」

 「あ、私・・やっぱお節介だね・・・ははは何も考えずにお見舞い来ちゃった・・」

 「佐伯ならいいよ。気使わないし。」

 「じゃあさ、明日、何か作って来ようか?」

 「え?」

 「くす・・・だって、お腹・・・グーグー鳴ってるよ。」

 「聞こえた?あはは・・」

 「何か食べたいものある?あ、それとも差し入れはダメなの?」

 「おにぎり」

 「え?」

 「具は、おかかがいい。コンビニのやつじゃなくて握ったやつにしてよ。」

 「うん。じゃあ明日必ず持ってくるね。」

 「でもさ、明日金曜だぞ。」

 「そうだけど・・・それがどうかしたの?」

 「お前さー、花の週末なのに予定とか無いの?こんな所きてていいの?暇だな。」

 「何よ。私に来て欲しくないの?来て欲しいの?どっちよ?」

 「どっちでも。来たきゃ来いよ。」

 「何よ。心配して損した。なんか高飛車ねー」

 「いてっっ・・・」

 「大丈夫?」