〔美優〕
「\\\」
「・・・ヤバイ 早く入ろう?」
「うん!!」
水だと思っていたが、結構温水だった。
「冷たくないね」
「だな 冷たい方が、良かったか?」
「ううん これぐらいがちょうどいい」
「そうか なら、良かった 美優、泳げる?」
「それなりに?」
「じゃあ、俺のところまで泳いできて」
そう言って、拓斗は綺麗なフォームでプールサイドまで泳いでいった。
「いいよ!!」
「うん」
あたしも、拓斗を目指して泳いでいく。
あと、もうちょっと・・・
「着いた~♪」
「よくやったよくやった」
拓斗が、頭を撫でてくれる。
それが心地よくて、身を任せるあたし。