同じ部屋で寝かされていたバースのベッドに、バースはいなかった。
「どこ行ったんだろ…」
ヘウ"ンよりもボロボロだったのに、あんな身体でよく動けるものだ。
バースを探そうとベッドから下りた時、ヘウ"ンは身体の痛みに顔を歪めた。
「…っ」
神剣を使ったせいで、ヘウ"ンの身体に負担がかかったのだ。
「……」
またあんな無茶な事して、バースに怒られるだろうな。