両頬を恐る恐るちょんちょんと触ってみると少し痛みが走る。
しかも思いの外熱を持ってる気がするし、微妙に腫れてる気もする…




多分、ほの暗いし今触られてなかったら秋庭さんには分からなかったはずだ。





「何かされたのか?」






「二階堂に往復ビンタされて…」






「なんで早く言わないんだ!」







瞬時に秋庭さんに眼鏡を外され、頬に触れないように慎重に顎に手をかけマジマジと顔を見られた。





「秋庭さん、眼鏡…」







「後で返してやるからじっとしてろ。」