ヒュ~ウ・・・・

屋上に出ると、新鮮な風が私を包んだ。

えーっと、桐ヶ谷君は・・・あれ?見渡すかぎ

り、桐ヶ谷君の姿がない。

「お前、何してんの?」

突然私の上から声がした。

「わっ!?脅かさないでよ」

「別に脅かしてねーけど;そーいや、もう大

丈夫なのか?」

「うん、もう大丈夫。あの~・・・」

「ん?」

「ありがとね、運んでくれて///」

なんでだろう、改まって言うと恥かしくなる。

「そんなこと言いに来たの?別にわざわざお

礼しなくてもよかったのに」

軽く流された・・・・。

この人はどーしてお礼に来てやったのに、こ

うなんだろう!!

ちょっとだけ悔しかった。